今回は修理ネタです。キャメロン・ニューポート3の修理の依頼を受けました。かなり使い込まれているパターであちこちに醜い傷があります。どの程度まで修復可能かはやってみないとわからないのですが角に付いてる小さな打痕くらいは問題無く修復できるとは思いますが可能な限り大きい傷も修復していきます。まずはヘッドをシャフトから抜きます。フェース部にはめ込まれたプレートを外してみました。フェースのプレートはネジ止めだけではなく接着剤で固定されていましたのでバーナーで加熱して外してみました。外してみるとこんな感じでした。
話は変わってタイトルにあるローポイント・コントロールという本を読んでいます。この本は著者からいただいた物で22日に著者であるニューヨーク在住のティーチングプロの宮崎大輝さんがわざわざ遠いところお越しになっていただきましてその際にいただいた物です。宮崎さんからはいくつかのパターとパッティングに関する質問を受けましたが私の考えを高く評価していただきました。ついでに作ったパターを試打していただきましたが、伸びのある回転がよく掛かっている良い球が出ると評価していただきました。特にインパクト時の初速は他と変わらないのに1尺以上転がりが続くことに驚かれていました。ロフトが大きい訳で無く、同じロフトで同じ重さおなじデザインのパターでそんなにも差が出たことに驚かれていましたね。これは企業秘密とも言える部分ですので詳しくは申し上げられませんが同じ材料でも加工する前にある処理を施すことで良くなります。それと使っている材料も特別な物を使用します。その上で加工していく中であることに気を付けながら作ることでそういったパターができあがります。お世辞だとは思いますがこれならプロにも勧められると言ったいただけましたね。一応、パター屋の面目躍如ってとこです。ローポイント・コントロールという本はインターネットで購入出来ますので、ショットに悩みを抱えている人は是非、読むことをお勧め致します。読めばなぜアメリカのゴルファーはあんなにも飛距離が出て曲がらないのか、この本に書いてあります。