黒の表面処理
のでお問い合わせください。ブラックボロンの場合のメリットは錆びにくいのとガンブルーより剥離に強いことです。色合いは艶の弱い黒と言う感じで、黒ければ良いのであればメンテナンス面では楽な表面処理です。難点はメッキにしては高価なことと膜厚がやや厚いことです。気になる打感はというと慣れてしまえばと言ったところですが、やはり黒染め、コーティングなどに比べると劣ります。固いとか軟らかいと言うより感じ取りの部分での感覚的なものがプアという感じでしょうか。メッキ品は総じてこの傾向があります。このあたりことがあまり気にならない人にはコストパフォーマンスは優れていると思います。コーティングが表面処理としては現在、最も性能の要求を満たす表面処理なのですが、難点は処理費が高いことです。たいていはバッチ処理なので入るだけ一度に処理すればコストは下げられるというもののパターの場合装置に対して体積が大きく、あまり一度にたくさんやろうとすると不良の確率が増してしまって結局高くつくので、100%では出来ませんのでやっぱり高くなってしまいます。チタンアルミナやDLCまたはダイヤそのものをコーティングする訳ですが、メリットは膜厚が総じて薄いことです。5μ以下であることが多いので打感に与える影響が少ないのです。打感について勘違いがしている人がいますが表面の硬度は関係ありません。どんなに軟らかい材質のパターで打ってもゴムのボールを打って凹む訳は無いのでパターのフェース面の硬度は関係ないのです。メッキが良くないと言われるのは母材のインパクト時の振動や音を阻害するからです。その原因はやはり膜厚に関係していて10μ以上の膜厚を持つと包んでいる金属の振動や音が混ざってくるからと考えられます。メッキでも20μ程度なら影響は少ないと思われますが、厚みそのものよりも膜の均一性と言うか平滑性もコーティングに比べると劣りますので結果、性能ではコーティングが優れていると言うことになります。パターの進化の中で今までいろいろな事が試されてきました。安価に出来るものもあれば非常にコストがかかるものもあり、ありとあらゆる事が試されてきました。今現在となってはまさに重箱の隅をつつく様なそんな感じで開発されています。コーティングも安価な物も有ればダイヤモンドコーティングの様にφ15で100mmほどコーティングしたら15万円ほどかかる様な高価な物まで有ります。でもパッティングの1打がその人にとってどれほどの価値があるものかによってたかが表面処理も何万円かかろうと1打を縮めるのに役立てば安いものです。ただの錆止めや見た目の派手さはスコアには何の寄与もしません。ほんの少しの確率でも1パットで入れるための努力なのです。
まず1つめの画像はJW01で比較のために黒染め(ガンブルー)、ブラックボロンと並べています。
まずはガンブルー。

ブラックボロン。

DLC艶有り。

LM-18RSについては実験としてサテン地に施してみました。下地がサテン地でも澄んだ黒で艶があります。透かすとヘアラインの線が見えますが、それが多少艶を押さえて防眩の役目を果たしています。でも3種類の中で最もしっとりとした黒さです。掲載分のバターはできあがってからすぐに売れてしまいました。きっとオーナー様には満足していただけると思います。




赤色についてです。KITADAのロゴの色の赤は下の画像の赤と同じ色です。ロッソコルサと言ってFerrari純正色を使用しています。お馬さんは手入していないのでちょっと汚れていますね。ガレージの肥やしになってますが暇が出来たら磨いてあげたいと思います。


皮膜が薄い分下地の仕上げが覗けるんですね!!
DLC特有のしっかりした艶はそのままなんて、ヤッパリDLCは魅力的な仕上げ方法です。



我々凡人が見過ごすところを某切削工具会社の社長が試したところ超硬より、ハイスより長寿命のデータがえられたとのこと。結局、今は当時の2倍の規模の工場になり、独自ブランドでその工具を販売しています。
開発初期の頃に某大手メーカーのテストをしましたが開発初期にはいくつか問題が生じていましたが今ではアルミの加工には
ダイヤよりは安い上、物も良くなったので多く使用される様に
なりました。