フェース面の加工

削り終わった後はこんな感じです。時々、鏡面で仕上げて欲しいと言う要望もありますが、その際はこの作業を行うときにカッターのチップの1枚にワイパーチップと言って超仕上げ用のチップを仕込みます。それを使えば鏡面に仕上がるだけでなく、平滑度も研削に匹敵する精度となります。

次は菱形のチップが付いたカッターで回転と送りのピッチを計算してカリカリとツールマークを付けます。使うカッターやチップの種類によっても付くツールマークのデザインが変わったりします。

次はパターのフェースの周りのエッジの部分を丸くするためのエンドミルです。コーナーラウンジングカッター(以下CRC)と言ってこの様なカッターを使ってRを付けます。

ソールのエッジ部分にRを付けているところです。

エッジ部分のラウンドも、このようにいれて行くのですね。
フェース面の鏡面加工と言うリクエストもあるのですか。ディープミーリングの対極ですね。フェース面もそこまで平にこだわると、使い手の技術が問われそうです。
mfginaさん、フェースを鏡面にすると打感的にはやや硬く感じるかも知れませんが、ボールの吸い付きが良くなりますのでタッチは逆に出しやすいかも知れません。
それにしても手間が掛かるんですね。
素人は、金属をセットすれば全て機械が切削して”はい!完成!”と思っていました。
鏡面で仕上げに使うのは、ワイパーチップですか~。
工具の知識や技術があっての切削なんですね。
鏡面と言えは、私の場合「ピカール」でゴシゴシなんですけど・・・。
昔のPINGやブルズアイ、L字パターはギザギザのフェースってありませんね。
偶然にもミーリングで打感が変わることを発見したようですね。
それにしてもいろんなカッター等が登場しますが、削り出しは手間がかかりますね!!

なんでも相性があるんですね。
こうやって自分の使っているパターが作られてるのを知れるのがうれしいです。
それにしてもますます見学に行きたくなる画像です。
一度、試しに耳栓して全く音が聞こえない状態でショットやパッティングをしてみてください。距離感もへったくれも無くなります。