KG002G 特注品
フェース面の仕上げにツールマークは付けていません。加工方法としてはフェース面を正面フライスするときにカッターにワイパーチップを仕込むことで非常に平滑な面を得ることができます。完全に鏡面にすることができます。ただこのままでは太陽光を反射してしまうおそれが有るのでフェース面も軽くサテン仕上げにしました。ツールマークを付けないことでのメリットとしてはタッチが感じ取りやすい事です。ツールマークを付けると打感が呆けるので神経質なタッチでは無くなるので気を遣いすぎなくて良いと言う感じはありますが、その反面繊細なタッチは望めないので加減はむしろ難しくなってしまいます。やや堅めの打感と言うのも慣れてしまえばどうしようもないものでもないのでメリットの部分を生かして頂ければと思います。慣れてくれば平滑なフェース面のパターの方が距離感も掴みやすいのではないかと私は考えています。
ソールはオーナー様のご希望通り3面ソールです。余談ですがKG002には船底タイプもあります。ご要望が有れば作っています。
下の画像は上から見た感じです。撮影がヘタなので傾いて写ってしまっていますが、見て頂きたいのは、KGシリーズは1と2がありますがどちらもネックの立て方で他のシリーズと違った箇所が有ります。それはネックがやや前方に傾斜していることです。こうすることでネック基部がかくれてボトムの窪みが目に入らなくなります。パター本体がすっきりスクエアに見えます。KGシリーズはモチーフは存在します。もちろんピンアンサーです。ただし、設計は完全に私の独自です。
オーナー様には大変長らくお待ち頂きました。これに懲りずに御贔屓下さい。
ワンオフとは言え希望通りに製作できる技術は”凄い”事です。
それもCNCで作っちゃうなんて・・・・。
どのように作るのかも想像できません。
オーナーの方も手にした瞬間!感動する事でしょう。
到着してから写真を撮ったりパターマットで転がしてみたりしていました。
少々インプレを。。。
実は北田さんにオーダーしたのはこれで2本目です。
1本目も同じくアンサー2タイプでしたがブラスト仕上げでフェースは深めのミーリングでお願いしました。
今回フェースをミーリングなしにしたのは他の方のコメントにもあったように藤田選手のパターを
参考にしたのと北田さんも書かれているようにタッチが出しやすいかと思ったからです。
打感に関して言うと打った時の音が少し高めですが硬さは感じませんでした。
むしろ打っただけ転がってくれるような感じでとても気に入っています。
サテン仕上げは多少光りますが金属の質感が出て私は好きです。
1本目もこの仕上げにしたいくらいです。
大変いいものを作って頂いて北田さんには本当に感謝しています。
ありがとうございました。
藤田プロの影響大きいですね。
15年前ジャパンゴルフフェアのゲージブースで藤田プロとツーショットの記念写真を撮らせていただきました。
プロなのに小さいな。。。。と言うのが私の第一印象でしたが、まさか40代になって賞金王に輝くとは想像していませんでした。
ゲームの組み立てショット、パットの確実性はまさにいぶし銀のごとしです。
しかし、ヘアライン仕上げの言葉と言葉の響きは良いですね。
サンドブラストですと折角のSUSの質感がいま一に感じる人は多いと思いますのでヘアライン仕上げ(サテン仕上げ)は質感と光らないと言うことから良い選択だと思います。
私も1本KITADAさんのCNCのみのヘッドを新潟燕の磨き屋一番館でヘアラインで仕上げてもらいました。(2本共ミラー仕上げにするつもりでしたが、一番館の匠から「パターはヘアーライン仕上をお勧めします」の一言で決まりました。質感は高いし眩しく無いのでパターにうってつけの仕上げかと思います。
これからもっと勉強します。 cherokichi さん、ずいぶん待たせて申し訳ありませんでした。気に入って頂けたようで良かったです。これからちょくちょくコメント頂けたらと思います。
taotenさん、ヘアラインも悪くないでしょ。夏の日差しにはさすがにちょっと眩しいかもしれませんが、これから秋にかけてはそれほどでもなくなるとは思いますが、それにしても今年の夏は暑いですね。