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KITADA GOLF DESIGN

kitadagolf.exblog.jp

ゴルフのヘッドの製作やその他諸々  お問い合わせはmasa_aya_izumi@yahoo.co.jp

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。去年の3月以来の久々の更新です。怠けてたのではなくて重傷の骨折に見舞われてしまってしばらく動けませんでした。交通事故とか転倒、打撲といった外傷性のものではなくて肋骨がいつの間にか折れてしまったという、いわゆるいつの間にか骨折ってやつです。胸が尋常でない痛みに見舞われておかしいなとは思っていたのですが心当たりが無くて、場所的に内臓ではないなと思ったのでしばらく経てば治るだろうと思って放っておいたのです。しかし、3日経っても1週間経ってもとうとう1ヶ月過ぎても全く痛みが治まりません。痛みには辛抱強い私もほとほと参ってしまって近くの整形外科へ行きました。診察してもらったら先生の見立てでは骨折じゃないかと言われるので、私は先生に全く心当たりがありませんと言いましたが、一応、念のためレントゲン撮影をしましょうということになりました。撮影が終わって再度、診察室へ通されました。先生がレントゲンを見てすぐに折れてますよと言われたので体を肋骨バンドで固定することになりなおかつ、安静にして動くのは最小限にしてくださいと言われました。日常生活はドクターストップによりままならなくなってしまいました。最初に処置が遅れたことにより完治するのに秋が終わるまでかかってしまいました。やはり、おかしいなと思ったらすぐに病院に行くべきですね。ブログの更新が出来なかったのは骨折したこともありますが、骨折の完治と入れ替わりに回帰性リウマチ と言う病気にかかったようです。なんだか両手が握れなくなって赤く腫れて指が痛くてしかたありません。これは困ったと同じ病院で診てもらいました。病院はリュウマチ科もあって先生がリュウマチに詳しいみたいなので続けて通院することにしました。初めは腱鞘炎を疑っておられたのですが、一向に回復せず症状が進んでしまって、ここへ来て回帰性リウマチ という診断になりました。回帰性リウマチ は普通のリュウマチと違って血液検査では出てこないらしいのでリュウマチの様な症状がでることによって医師の判断でリュウマチの治療をすることになりました。両手が不自由だったので当然、仕事なんてまともに出来ませんし、ブログの更新も出来ませんでした。年が明けてリュウマチの治療を始めたら少し楽になってきました。PCのキーも押せる様になったので早速、ブログを更新した次第です。
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去年、かわったことと言えば1台機械を導入しました。マシニングセンタが買えたら良かったのですが、そんな予算も無いのでCNCフライスを買いました。マシニングと違ってフルオートではありませんが手動で工具交換も出来るし、長いプログラムもこの機械、リモートバッファでPCから操作可能なので複雑な物も作れます。マシニングセンタの補助として使っていますがなかなか頑丈で、使い勝手の良い機械です。ソールのスリット溝をを彫る時はマシニングセンタよりもこのCNCフライスの方が作業も楽で刃も長持ちします。なぜ長持ちするかと言いますとマシニングセンタでは切削油に水性を使っていますが、CNCフライスには油性の油を入れました。水性だと冷却や品物の洗浄に手間がかからないというメリットがありますが、硬い金属を削るわけですから摩擦で刃が磨り減ります。油性だとこの潤滑といった部分は水性よりも遥かに性能が良いので刃の保ちが良くなるのです。スリット溝は1㎜程度の幅なので1㎜のエンドミルを使います。このCNCフライスを入れるまではマシニングにさせていたのですが、エンドミルがすぐに折れてしまい、あまり持ちませんでしたがCNCフライスを油性切削油にして回転も増速機を装備し回転数を15000rpm以上で回す事が出来たので、なんとマシニングセンタでやっていたときより刃保ちで10倍、加工時間も2分の1に短縮出来ました。マシニングセンタは何でも出来ますが、出来ると言うだけであり、加工という物はやはり適材適所で加工に合ったものにしなくては駄目なんだなと改めて思いました。ブログも手の調子が良いときは出来るだけ更新をしていきたいと思っています。長らくお待たせしておりましたが今年は治療をしながらもっと頻繁に書きたいと思います。


# by KE_KGD | 2019-01-13 20:23 | KITADA GOLF | Comments(2)

ジャパンゴルフフェア2018に行ってきました。姫路を始発の新幹線で新横浜に向かいました。パシフィコ横浜でtaotenさんと待ち合わせしてました。パスは事前に用意していたので2人で会場に早速入りました。今年も入るなりいきなりテリオとクリスにに会ってしまいました。1年ぶりの再会に握手をして、取りあえず会場を巡ることにしました。



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今年もいたので蜂のコスプレのおねーさんをパチリ。
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Pirettiのブースでいくつかのパターを試打。ここのは重いですね。

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taotenさんが試打です。ヘッドのフェースに何やらアーチ型と器具を貼り付けてこれによってパッティングの練習をすると上手になるという物らしいですが、私もやってみましたがフェース面がまるっきり見えないので構え辛かったです。ブースの番をしていたおばちゃんに透明な方が良いのではとアドバイスしましたが、どっちにしても邪魔なだけだった印象です。でも、アイデアとしては評価したいと思いますのでもう少し改良してもらえればとてもおもしろいアイテムになると思います。

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それからあちこちのブースを見て回り、撮影しました。会場はこんな感じで1日目より2日目の方が一般客も多くて賑わっていました。


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NIKI GOLF TYSON LABMってパターも見ました。付いてた値札に高ーって思いました。
私のもこんな値段で売れてたら今頃大金持ちです。

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地クラブのヘッドが飾ってあるブースです。ミステリー、和宏エンタープライズさんです。入ってみると社長の息子の○○君がいて楽しそうにお客に説明していました。よく知ってる人なのでご挨拶していると、もう一人私はちょっと苦手な営業の△△さんもいらっしゃってこちらにもご挨拶。
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後はミライさんのところとか光栄ゴルフの品川さんのヘッドも飾ってありました。

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会場を歩いているとPRGAの着ぐるみを着て歩いてるのですがどうやら前が見にくいので真っ直ぐ歩けなくて困っている様子です。見てて滑稽でしたね。
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PRGAのブースではあめ玉貰いました。
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韓国のクラブメーカーも出してましたね。インド人捕まえて何やら得意げに話してるのを聞くとパター単体で転けずに立つのですが特許と言ってもこんなの日本には30年以上前から有りましたよ。そもそもこういうパターってルール違反なんですよね。パターが自立するバランスは違反ではありませんが、こういったパターを使って少しでも手が緩んだりするとその瞬間、アウトなんで、私はこういった物は作りません。
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PINGのブースへ寄ってみました。パターの削り出し製法の順を展示してありました。材料はステンレスの鍛造を順番に仕上げていく過程の物が展示してありました。
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アイアンはロストワックス製法で、ワックス(蝋燭の様な物です)ワックスに石膏を吹き付けた物(PINGはセラミックの粉といってます)固まって外郭を剥がした物が展示してありました。製品は全てフェアが始まる前から店頭に並んでいるのでおもしろくも何ともないですが、このような製作過程は興味をそそられます。
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フランスゴルフ旅のブースの前を通りかかったらコンパニオンのおねーさんに呼び止められ簡単なゲームをしませんかということですることにしました。
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ゲームとは後ろ手にバスケットの中当たりのボールを引くとおねーさんの持っているワインが貰えるというものです。チャレンジすると見事に当たりを引き当てました。商品のワインはまだ飲んでいませんがワインは好きなので飲むのが楽しみです。
夜は知人と待ち合わせで六本木へtaotenさんと一緒に行きました。アマンドで待ち合あわせしていましたので少し早く着いたので店内へ入りコーヒーを注文しました。アマンドに入るのは実に33年ぶりです。懐かしいなと思いつつも店の周りの風景も30年も立つと変わっていましたね。知人と合流し、近くの韓国料理の焼き肉屋さんへ行きました。食事は美味しかったです。3日目は小梅茶荘に寄ってからtaotenさんと上野に行って国立科学博物館へ行きました。これもずいぶん久しぶりだったのでおもしろかったですが、パンダのせいか桜のせいか人がものすごく多かったです。楽しい3日間でした。



# by KE_KGD | 2018-03-29 21:38 | Comments(2)
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先月、福井県に行ってきました。2月中に更新出来れば良かったのですが、いろいろと忙しくてなかなか更新出来ずにいました。3月になってからこれと言って出来事が今のところ無いので先月の事を振り返りながら書きたいと思います。
福井に行かなければならなかった理由は貴金属メッキは福井のメッキ屋さんにやってもらっているのですが、2月の大雪のせいで流通がストップしてしまいどうにもならないので直接行って施工してもらうことにしました。死人が出るほどの降雪だったので行くとなってもチェーンを4輪とも巻く覚悟で出発しました。行き先は福井県鯖江市です。幸い私が走っているときは雪がやんでて時間はかかりましたが無事メッキ屋さんへ到着できました。工場の周りは一面雪原でどこに道があるのか分からない状態でしたが立っている電柱を目印にして行きました。
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品物を預けて少しメッキ屋さんと話をしてから、時間が有るので以前から行きたかった福井県立恐竜博物館へ行くことにしました。雪は日中は降ってなかったので大きい道路は除雪が済んでいて通れました。恐竜博物館も沢山の雪で行き道にあるT・REXの像の周りも沢山積もっていて色が白い像なので白い風景に溶け込んでうっかり見落とすところでした。雪に埋もれた恐竜博物館に到着しました。
中へ入るとエスカレーターで地下へ降りる様になっています。なんだか地下へ吸い込まれそうなこういった物が好きな私はとても期待してしまいます。
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姫路にも科学館が有りまして恐竜化石の模型など置いていますが、ここのそれとは比較になりませんね。迫力のある化石が沢山展示しています。T・REXのロボットは想像よりは大人しくてもっと映画みたいにバォーッとか吠えて欲しかったですけど場所的にそれは無理だったのかもしれません。
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もう一体ロボットが有って名前はフクイラプトル・キタダニエンシスと名前がついてます。なんだかキタダって部分に辺に親近感を覚えます。こいつの本物なんか飼ってみたいけど
犬の様にはいかないだろうから、いてもたぶん手に負えないと思います。
そんなこんなで結構長居してしまってそろそろ宿に向かう時間になってしまいました。
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予約していた宿は越前町にあるところだったので雪のせいで行けるかどうか不安だったのですが
行き道も除雪車がせっせと除雪してくれて何とかチェックインの時間にたどり着けました。
寒かったのでチェックイン直後に大浴場の温泉に入りに行きました。露天風呂が雪のせいで使えなかったのが残念でしたが冷えた体を温泉でしっかり温めて風呂上がりに1杯酎ハイを飲みながら
晩ご飯の料理をいただきました。疲れてたのですぐに就寝しました。
朝、起きて外を見ると昨夜も少し降ったのか、窓の外はさらに雪が積もっていました。
朝風呂に入ってからチェックアウト。メッキ屋さんに寄って、会長さんとゴルフ談義しました。
そして姫路へ帰りました。帰りも雪が降って無くてスムーズに無事帰れました。
3月23日には今度は東京と横浜です。JGF行く予定ですので次はJGFの話かな。

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# by KE_KGD | 2018-03-12 21:28 | Comments(0)

新年明けましておめでとうございます。

2018年明けましておめでとうございます。_a0296812_16012286.jpg


久々の更新です。忙しかったのもありますが12月は体調を崩してしまったこともあり思う様な事が出来ずじまいでした。
こういうときは栄養の有る物を食べながら読書でもして体を休めるのが一番です。今読んでいる本は故ロバート・タイア・ジョーンズJr.著のダウン・ザ・フェアウェイです。
ご存じの方も多いとは思いますがロバート・タイア・ジョーンズJr.ってあの球聖ボビー・ジョーンズの本名なんです。
内容はほとんど自叙伝みたいな物で技術指南書ではありません。
私は何度も読み返しています。週間ゴルフダイジェスト1/9・16号にも掲載されていますが、オールドマンパー。
ダウン・ザ・フェアウェイの第二章オールドマンパーの発見という章があります。以外の章も、もちろんとても重要な事が書かれていますがこの第二章はとても重要でゴルファーとしての心得が書かれていると思います。私個人としてはもう一章、第十二章パッティング-ゲームの中のゲームの章が非常に興味深くパターを作っていく上でも大事なことが諭されていると感じています。去年、ある女子プロのパッティングを指導(相手はレギュラーツアーに出ている人なので私ごときが指導とはおこがましいとは思いましたが作っている立場から見て何かお役に立てるのであればと引き受けました)したときに始めに話をしたときにパッティングはゲームの中のゲームであることなどこのダウン・ザ・フェアウェイに書かれてあることや故ジーン・サラゼンからの伝え聞いた話などをしてあげました。今の若い選手はボビー・ジョーンズやジーン・サラゼンなんて誰それって感じで知らないのですが2人のグランドスラマーの言ってることなので時代の違いはあれど心得としては心得ておくべきだと思います。知らないようだったので技術よりも先に話を覚えておくようにと念を押しておきました。それが良かったのかどうかは分かりませんが、特に本人の努力が大きいと思いますが2018シーズンもレギュラーツアーに出れることになりましたので活躍してくれることを期待しています。

ところでダウン・ザ・フェアウェイ、読んでいない人は読んでみることを強くお勧めいたします。



# by KE_KGD | 2018-01-03 16:14 | Comments(3)
ずいぶん前から新しい表面処理に取り組んでいます。それはいろいろな色をつけるといった目的で始めたことです。メッキやコーティングといったものとは違いどちらかと言うと塗装の部類に入る技術ですがカンスプレーで吹くわけではありません。どういう風にやるかは企業秘密なので申し上げられませんが色の元となる物は顔料を混ぜるのでいろいろな色が作れます。厚みは通常のメッキと変わらない厚さで、硬度はメッキやコーティングに比べると低いです。試作品を作ってみました。治具が専用でなかったために少し表面に厚みのムラが出来てしまいましたが色合いは画像の通りヌメヌメ感のある艶のある黒で仕上げました。この美しい黒を保つためにこの表面処理には特別な機能があります。微細な擦れ程度の傷だと時間とともに消えてくれるのです。こういう艶のある黒はガンブルーでも黒系メッキでも置いてるだけで擦れて擦れ傷がついてしまいますが凹んでしまう様な大きな傷は無理ですが擦った時につくヘアラインの様な傷は消えてしまいます。艶のある黒やその他の傷の目立ちやすい色で仕上げるときはこの技術は重宝するものと言えます。まだ開発半ばですがゴールが見えてきたのでお披露目です。
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# by KE_KGD | 2017-08-02 15:27 | KITADA GOLF | Comments(2)

by KE_KGD