依頼の内容はこうでした。レフティでL型が欲しいが思うような物がないので作って欲しい。ヘッド重量は380gは欲しい。左用を削る事自体はそんなに難しく無いですが、380gと言うのはさすがにきつかったです。
最終的には382gまで持っていけました。元々のサイズを変えずに約30gのせるためにはフランジ部の厚みを増すこととブレード厚を増すことで対処しました。あまり増やすと見た目が悪くなるばかりかバランスを崩してしまうので増やす量には気を遣いました。
早速、使用感をお伝え下さいました。
使ってみた感想は 座りが非常に良い。トンと置くだけでラインに対してスクウェアになる。
打感は普通としか言いようがないです。フェース面、横のミスより、縦のミスがシビアに出ると思いました。
私的には長めの距離が合いました。とのことです。打感は普通とのこと、それで良いと思います。フェース厚を増やした分、鈍重な感じになりはしないかと心配していたのでおおむね良好ということだと思います。
座りが良いと感じるのはパター本体の復元性が高い証拠です。ソール形状や寸法的なRは特別な物では無いのです。全体的な重量配分でそうなるのですが、たとえばヘッドのみの時にネックをヒール側へ傾けて揺らしてみると分かるのですが座りの良いパターは前後に揺れても元の位置へ倒れることなく戻ろうとするのです。私のパターは全てこの様に揺らしてみるとほぼ元の位置へ収まります。座りの悪いパターは斜めに止まったり、倒れてしまったりします。JW01が座りがよいと感じるのはパター自体の復元性の良さを感じているからだと思います。ミスヒットについては理解できることが大切で分かってさえいれば練習で対処できると思います。説明が後回しになりましたが、パターの材質はSM490Aです。今後、SS400よりもSM490Aで作るようにしようと思っています。理由は質的な安定を狙ってですが、安定性が高いと言うのは信頼性が高いとも言えますので品質面でSM490Aのほうが良い物を提供できると思います。
これを作るときに、ついでなのでちょっとだけ左用を作っています。後のはまだ完成していませんがSM490AとSUS303を数本作りました。興味のある方はお問い合わせ下さい。