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KITADA GOLF DESIGN

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パターの材料として私が重視していることは、外気温に影響されにくい事が1つ選定の理由でもあります。外気温が100℃に達するなんてことはあり得ないことで、パターの材料としては1部の有害な物質を除いてほとんどの金属は地球上の最高気温でも熱い方にはパッティングにはそれほど影響は無いと考えています。では、低温の時(冬)はどうかと考えると、鋼(鉄)の場合は低温になると脆くなる性質があります。鋼が脆くなると低温靱性が無いということになります。脆い状態になるとパッティングには打感、打音に変化が生じて暖かい時や暖かい場所で練習していたことがパターの状態が変化することにより、その事が原因でミスにつながる場合があると思います。練習ではうまくいってたのに本番ではまるで違うパターを使っている様だと言われる人がいますが、その人の腕前が悪いわけで無いと仮定して使用しているパターに何か原因があるのではないかと考えてみた場合、先に申し上げた気温の変化でパターの母材の変化が影響している事があるのではないかと私は考えています。金属が脆くなった場合にパッティングしたとしたら響きが悪くなって感触がとても悪いだけでなく、練習したことが役に立たなくなってしまうと思います。溶接でネックを接合したパターは打感が良くないと言う人がいますが、溶接等、金属が加熱された場合による変化は熱処理で元に戻すことは可能です。
しかし、靱性は元々金属が持っている性質なのでどうしようもありません。私が申し上げたいことはパターの材料として選定する場合に重視しなくてはならないことは使用環境に影響されにくい安定した物質を選ぶ事が大事と考えています。SM490A(低炭素アルミキルド鋼)はその点ではSS400やS○○Cといった通常の鋼に対して鋼材メーカーは低温靱性を保証していますので温度変化による変質は無いと思われます。SUS303などオーステナイトの組織を持つステンレス鋼など面心立方構造の金属は低温でも靱性を損ないません。ですからパターの材料としては適していると思われます。同じステンレスでも鍛造やロストワックスに多い13Crは駄目です。アルミニウムは面心立方構造ですので選定するにあたって選んでもよいと思います。普通鋼や低合金鋼などの体心立方構造の材料はある温度域(脆性(ぜいせい)遷移温度)以下では急激に靱性が低下する性質(低温脆性)があるためにそれがパターの材料としては弱点を持つと私は考えています。この考えから以前は材料費が安く硬度も低いSS400やS25Cなど入手しやすい鋼を使っていましたが、鉄製の場合はSM490Aをメインに使用しています。要するに年間通じて打感、打音に変化が無い物でなくては安心してパッティングできないと私は思っています。材料選びなんて作るにあたって入り口のことですからよく考えて選定しないと思ったようなパターになりませんよね。よく入るパターとはそれを使えばどんな打ち方をしても念力で入る魔法の杖の事(そんな物は有りません)ではなくて、練習したことが本番で発揮できる安定した性能を持ち安心して使えるパターの事ではないでしょうか。
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by KE_KGD | 2015-11-14 11:52 | 材料 | Comments(4)
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by KE_KGD | 2015-11-13 10:02 | KITADA GOLF | Comments(0)