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KITADA GOLF DESIGN

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前回、2つのヘッドの形状の違いについて説明すると言いましたのでもう少し詳しく違いについて説明させていただきます。違いはトゥヒールの形状とサイドのアウトラインに違いがあります。
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RRSの方はリョウスケさんの要望でトゥからセンター、センターからヒールへは回り込む様に成形しました。通常はRタイプの場合は20RのRを角に付けてあります。(2枚目の画像参照矢印と矢印の間だけがRであとはストレート)通常品はサイドのアウトラインは58㎜ストレートなのですが、全体にRを付けて丸くしてあります。この形状の違いに私自身は特にどちらが良いと言うメリットは感じていませんが視覚的な物は個人の好みで、それが良ければそれでベストだと思います。問題は1つめの画像の様に回り込んだ形状となったときの場合で、このような形状となるとトゥヒールの上から見たときの見え方はブレードの先端が大きく欠けた様な形状となって見えます。このような形状はフェースに対してトゥヒールがスクエアに見えないのでフェースやセンターのラインだけを頼りにフェースの向きを合わせなくてはならないのでアドレス時に不安を与えてしまい、修正に時間と集中力を消耗してしまいます。これでは丸くする意味が無いのでそうならない様に上から見た形状が崩れない様に下半分くらいを丸くする事で丸く見せながらトゥヒールが欠けた形状にならない様にしています。どのような形であれ、すっと構えてフェースがカップに対して正しい向きを判断しやすい様にすることがパターには求められていると思います。
下の画像はお土産でもらったクッキーです。
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まあく君が兵庫県の山東で試合があったので帰りに寄ってくれました。そのときのお土産です。おいしかったのでうちの女共がほとんど食べてしまい朝食べようと思ったら残ってませんでした。ミズノや関西オープンのマンデーではアイアンショットがいまいち良くなくて予選通過はなりませんでしたが、ジュニアレベルの試合ではアイアンが少々悪くても優勝争い出来てるみたいです。結果から言うと2位でスコアは69だったのですが優勝者が絶好調だったみたいで4打差で単独2位だったらしいです。。全く初めてのコースだったのでちょっと戸惑って3パットが1回あったのが残念だったと悔しがってました。彼はここのところパットは良くて20パット台で推移していますので後はアイアンさえ曲がらなくなればもっとスコアを伸ばす余地があると思われます。こっちへ来たついでなので今使っている物をブチ氏とチェックしてみたらアイアンの各番手で誤差が大きく左に曲がりやすい傾向があることが判明したのでアイアンもそれを踏まえて精度の高い物を制作する予定です。予定では来年、USアマに挑戦します。もしも勝って全英の切符を手にしたら私も全英に連れて行ってくれる約束をしてくれましたので是非、全英に連れて行ってもらいたいです。
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by KE_KGD | 2014-06-23 16:43 | KITADA GOLF | Comments(2)
リョウスケさんの特注分です。見た目はいつものCPM01なのですがこのパターを作ることでいろいろとノウハウを得ることが出来ました。上から見たときのアウトラインの形状が丸っこく作られているのが特徴ですが、この丸っこくしたときにそれでもパターをスクエアに構えられる様にフェースやトゥヒールが曲がって見えない様に形状を工夫しています。トゥヒールのアウトラインR形状は弧を描く様にフェース側内側へ回り込む様な形状としながらも構えたときに当ヒールはスクエアに見える様に形状に工夫しています。仕上げは酸化処理によるブロンズの様な色に仕上げました。キャビティ内部のK・G・D刻印はハンドスタンプです。字が大きいとかなり力がいるのでなかなかうまく出来ませんががんばって入れてみました。入れている色はクリアーレッド、ちょっと黒っぽく見える方が下地の色に合うかなと思って選びました。フェース側のイニシャルのR・Sは小さい字なので綺麗に入りました。完成までに時間がかかりましたが、気長にお待ちいただいたこと大変感謝しています。
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by KE_KGD | 2014-06-14 17:14 | KITADA GOLF | Comments(4)
LM-19 の特注品です。仕上げはDLC GALAXY 。ラインの太さと色やマークロゴなどが特注です。特注品だと時間がかかりますが、その分念入りに削りますので物は良くなりますね。決して通常の制作で手を抜くわけではありません。気持ちの入れようです。このLM-19はやっぱり構えたときの安定感も良いし、操作性に優れたパターだと思います。私の場合どのパターでも大なり小なり操作性を重視しています。オートマチックなパターはありません。パターという物はプレーヤーに対して要求してくる位の物でないといざというときに役に立ちません。プレーヤーはそのパターがこう使えよと言ってくるのを理解しないと駄目です。ただ振ってれば入るとか、重ければ良いのなら金槌でも付けて打っても良いのです。最初は戸惑うかもしれませんがわかってくると武器になる、そんなパターが良いパターだと思います。
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ソールの紫色は非常に綺麗です。この色がいつでもどこにでも出せる様になると良いと思いますが
今はまだデーター不足で偶然良い色が出たって感じです。
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ネックの付け根とブレードのトウの先端の処理についてですが、この部分の形状により、シャフトからブレードへのラインが自然な形になり、アドレスに違和感がありません。ネックの付け根がフィレットRでどん付きだとトップブレードの形状に錯覚を起こす原因になってしまいます。シャフトからブレードそして先端でストンと落ちたように見える形状が、このLM-19をとても構えやすくしています。
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オーナー様にはあきれるくらいお待ちいただきました。辛抱強くお待ちいただきありがとうございました。この後、アッセンブルして発送いたします。次回の予告ですがこれまたあきれるくらい待ってもらってできあがりましたが、時々コメントいただいているリョウスケさんのオーダー品です。
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by KE_KGD | 2014-06-07 18:07 | KITADA GOLF | Comments(8)
このパターは前回コメントいただいていた愛知のTさんのオーダーです。
パターの型はKG00Gです。キャメロンのサーカ62みたいなパターですがこのタイプのパターはキャメロンが作る以前から似たようなパターパターは出てたので別にパクリと言うわけではありませんし、滅多に作らないのですが私が作った初号は20年くらい前だったと思います。私がパター作りを始めてから24年は経ってて
25年目に入ってます。その間いろいろ作ったのですが、大半はボツでしたがこのモデルの様に根強い人気のモデルもあります。ということで近々少量作ってみようかと思っています。
話がそれましたが、このDLCのブラックは従来と違ってパター専用となっています。前から綺麗だったのですが美しさもそうですが、膜の性能がかなり良くなっています。DLC皮膜の良いところは表面が非常に均一な厚みになっていて電子顕微鏡で見ないとわかりませんがメッキやその他のコーティングに比べて凸凹がほとんど見られません。ほぼ皆無と言っても良いくらいで比較で言うならメッキがグランドキャニオンならTi のPVDコーティングがその辺の原っぱだったら、このDLCは高級車のボディの塗装くらいなめらかだといえます。
なぜそんなにも平滑な表面が必要かと言うと、ボールは丸いのでが接触する1点はすごく小さな面積です。パターのスポットはある程度の範囲があって1点集中でヒットするなんてあり得ないのでヒットするであろう範囲は絶対に同じ平滑さが要求されます。本体制作では可能な限りの精度で(1000分の1㎜はコントロール出来ます)削りますが、いざ表面処理となるとせっかくの精度が10分台にまで落ちてしまいます。これでも人間の目では全く判別できませんが、理論上ではどっちを向いてるかわかりません的な差があるわけです。もちろんメッキが悪いと言ってるのではないし、私もメッキの製品は作っています。並のメッキ品より相当マシな精度で作っています。でも究極の追求となるとなんですよね。前回黒のDLCを作ってからかなり間が開いてしまいましたが、施工してくれているコーティング会社の設備が更新されたのも有りましたが、この会社って大手の財閥の顧客が数社有ってなかなかこっちに順番が回ってこないと言うことや設備の更新に伴ってパターでは不都合な大きさになってしまったことが有ったりでその解決に時間を要しました。コーティング会社の協力でそれではパターに関しては専用バッチでやってあげましょうと言うことになり、いろいろ試してもらった結果、満足のいく物が出来ました。今回設定した膜厚は3ミクロン。このくらいが非常に綺麗な黒になります。DLC皮膜としては薄くはないですが(それでもその他の処理方法より薄い)重要なのはどこを測っても同じ厚みであることです。こういう薄さの物は超音波で計測しますが、見事に全く同じというのがすごい技術だと思います。色合いも漆塗りみたいな綺麗な黒です。コーティングのコストは従来より上がってしまいましたが技術革新のためにはやむを得ないことと思います。それでも本当にパターに漆塗りするとDLCよりも高い工賃がかかるので、同じような美しさを安く手に入れることができると考えたらお得かもしれません。
試作段階でわかったことですが色合いも少し違った物も出来ます。たとえば黒に少し干渉色が有る物とか。
いずれは紫とか今までに無い色を実現してみたいです。
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愛知のTさん、もう少しだけデーター収集に時間をください。
終わったらすぐ発送します。
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by KE_KGD | 2014-06-01 16:43 | putter | Comments(8)