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KITADA GOLF DESIGN

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ゴルフのヘッドの製作やその他諸々  お問い合わせはmasa_aya_izumi@yahoo.co.jp

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クランクネックのソケット部の加工です。私はソケット部を加工するときは画像のようにライ角に合わせた治具を用います。それぞれ決められたライ角に合わせていくつもの角度の治具を作っています。削り出しでパターを作る場合、先にこの部分を作ってしまうところもあるようですが、当社では同じヘッドでライ角やグース度、穴径が違う注文が入ることが多いので、在庫するブランクヘッドはソケットの加工はせずに在庫します。注文に合わせて数値を変えることでいろいろな好みに対応し出来ます。
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次に治具に取り付けたら加工に入りますが、まずラフィングエンドミルで粗加工します。
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その次は仕上げの刃でラフィングのニックの痕を綺麗に仕上げます。
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外形ができあがったら先端の角を丸めます。
使用工具はSECO(セコと言う会社でスエーデンの会社です。)先端の黄色い部分だけが取り替えられるようになっています。同じホルダーを使って先だけ変えれば違うRになったり面取りやエンドミルタイプにもなる便利工具です。
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周りをぐるっと回って削るとそのあとにはRが付いています。
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次はドリルで穴あけです。画像はすでにブスッと突き挿さったところですが、この前にリーデングドリルで芯がずれないように揉み付けしています。似たような画像ですのでリーデングの場面は省略します。
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最後はリーマです。通常使用するマシンリーマやブローチリーマ、ハンドリーマは刃のリードにねじれが無いストレートだったり、左ねじれで有る場合が多いのですが、貫通穴の場合は切り屑が下へ落ちるので左ねじれやストレートの方が切り屑処理という面では都合が良いのですが、止まり穴は屑が詰まってしまうと具合が悪いのでストップホールリーマは右ねじれです。右ねじれだと切り屑は上へ上がってきますので穴の底で詰まることはありません。ただ、右ねじれだと、ごく希に切り屑が噛み込んで穴の中に筋が入ったりしますが、パターの場合、シャフトを入れてしまえば見えない箇所ですし、リーマという工具は穴を綺麗に仕上げる工具では無く穴の寸法を出す工具なので寸法に狂いが無ければ問題有りません。
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そしてできあがりです。
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このパターは神様からの依頼ですので欲しくなっても同じ物はお譲りは出来ませんので悪しからず。
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by KE_KGD | 2013-04-28 21:02 | 機械 工具 | Comments(8)
フェース面の加工についてです。今のパターのほとんどは何らかの模様がフェース面に付いています。そもそもは、削りだしたパターのフェース側にロフトを付けるときにエンドミルで削ると削った後にツールマークが残ったのをそのままデザインとして残した事から始まったと思われます。今ではカッターなどで仕上げるとき、わざと荒っぽくしてツールマークを残しています。最初はデザイン的な要素が大きかったのですが、パターに合わせて適度な粗さの仕上げにすることによって打感や音をコントロールできることが分かってきました。やみくもに荒くすれば良い、深くすれば良いと言う物でなく、あくまで個々のモデルの性格に合わせて付けることが大事です。下の画像はバレル研磨が終わった後のパターのフェース面をごく薄く削って表面の平滑度を整えます。
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削り終わった後はこんな感じです。時々、鏡面で仕上げて欲しいと言う要望もありますが、その際はこの作業を行うときにカッターのチップの1枚にワイパーチップと言って超仕上げ用のチップを仕込みます。それを使えば鏡面に仕上がるだけでなく、平滑度も研削に匹敵する精度となります。
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次は菱形のチップが付いたカッターで回転と送りのピッチを計算してカリカリとツールマークを付けます。使うカッターやチップの種類によっても付くツールマークのデザインが変わったりします。
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次はパターのフェースの周りのエッジの部分を丸くするためのエンドミルです。コーナーラウンジングカッター(以下CRC)と言ってこの様なカッターを使ってRを付けます。
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ソールのエッジ部分にRを付けているところです。
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by KE_KGD | 2013-04-21 23:26 | 機械 工具 | Comments(9)
先週、兵庫県では地震がありました。10秒間くらい揺れたでしょうか。姫路は震度4でした。
私の所は物がちょっとずれたか倒れたくらいでたいしたことはありませんでしたが、時間帯が朝の5時半くらいだったので18年前のことが思い出されました。何事も無くてほっとするやら何やらでとりあえず良かったですが、地震て忘れた頃にやってきますよね。

パターのヘッドを削り出すのにいろいろな方法を使います。まずはプランジ加工、この方法は材料を上から囓り取るやり方です。普通は回転数に対して刃当たりのピッチで多くて0.2㎜くらいで削っていきますが、プランジ加工だと刃の有効幅の分は上から下へ縦方向に一番短い距離でもって削り取る事が出来、単位時間当たりの切り屑の排出量が横へ動かして削るより移動距離が短いので、短時間で多くの体積を削ることが出来ます。使用工具はSandvikR210です。
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あらかたの不要な部分を先の工具で削り取った後は、荒削りで形を削り出します。
使用工具はSandvikR390ロングエッジでたくさんのチップが付いていて縦に長い側面の削り加工が出来ます。輪郭を削り出す、こういう加工方法をコンタリング加工と言います。
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加工中はこんな感じで、機械はスピンドルスルーといって主軸の中を切削油が通ってカッターやドリルの内部から給油して先端から噴射する機能を持っています。回転中のカッターの先端から刃先に高圧のクーラントが噴射されている状態で削ります。外部からクーラントをかけるよりもカッターの中から噴射するので刃先の冷却も確実におこなえますし、切りくずも高圧のクーラントで吹き飛ばす事ができ切り屑処理が確実に行えます。品物との切り屑の噛み込みによる傷とかはかなり防げます。
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次はカッターにつけたチップの先端のコーナーRを利用したプロファイル加工です。左右に何回も往復しながらRに沿って削っていき画像のように綺麗なRの段をつけることが出来ます。このように凹凸の有る形状も3D加工の1つとして行います。使用工具はSandvikR390です。
画像ではカッターが止まって見えてますが、φ50の径が1200rpmで回っています。
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by KE_KGD | 2013-04-15 21:45 | 機械 工具 | Comments(7)
三ツ山大祭にまた行ってきました。7日は最終日でした。隣の姫路郵便局へよる用事があったので、ついでにもう一度行きました。私は初日と最後だけでしたがアンヌは妻と天気の悪かった昨日以外は毎日行っていました。郵便局に用事のついでですが、アンヌも何回も行くと慣れたみたいです。
街のあちこちに作り物が展示してあり十基展示されていたのですが、そのうちの3つは神社のすぐ近くに有ったので撮影しました。まずは黒田官兵衛です。
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次は姫路の陸上自衛隊作、野見宿禰です。
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次はこれは地元の高校生が作った物ですがなかなかの力作です。
播州皿屋敷、お菊さんです。幽霊のお菊さんに侍が腰を抜かして驚いている様がなかなかおもしろいですね。
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播磨の国の総社の参道は大賑わいです。
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置き山をバックです。
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境内の桜も前日、天気が悪かったので散ってるかと思いましたが大丈夫でした。
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家に帰ったら爆睡です、おやすみなさい。
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by KE_KGD | 2013-04-08 07:18 | ダックス アンヌ | Comments(2)
新しく導入したカッターです。スエーデンのサンドビック製でこれまでも同じサンドビックのR290と言うカッターを使っていましたが、新型のさらなる精度と仕上がりに期待して購入しました。
価格はまだ、特別価格と言うことで仮納品なのでわかりませんが5万は下らないだろうなと思ってます。今回はφ80ですが、すでに他のサイズでは使っていてとてもよく削れ刃持ちも他とは比べ物になりません。この分野ではサンドビック社には日本のメーカーも太刀打ちできません。聞くところによるとサンドビック社は工具の開発に年間100億円くらいかけるそうです。会社の規模も大きく、日本の住友、日立、東芝など大手の工具メーカーひっくるめてもサンドビックの規模の方が大きいくらいです。どんどん良い工具を出してもらいたいです。
下の画像が今回、購入したR490です。
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これがチップです。材質は超硬合金です。
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私の下手な撮影ではわかりにくいのでメーカーのカタログの画像です。
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そして営業さんがやってきて新しく出たタップをくれました。
ステンレス用の止まり穴用のM6のタップです。CPMのソケットを取り付けるネジ穴の加工に使おうと思います。ネジ一つ切るのもステンレスは結構トラブルが多く、折損やそこまでいかなくてもネジ山が綺麗に形成できずむしれるとかで不良品になってしまうことがあるので、威力を発揮してくれそうなタップです。
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by KE_KGD | 2013-04-04 21:29 | 機械 工具 | Comments(3)
今、姫路市では三ツ山大祭と言う祭りを播磨の国総社でやっています。20年おきに開催するお祭りで、前の時は私もまだ未婚でしたし、その前は小学生でした。父や母も誘って置山を見にいきました。娘達は前回はまだ生まれてなかったので初めてです。アンヌも当然初めてです。父や母が次はもう見れないだろうなと言ってましたが、父の姉は100歳なので父や母にもそのぐらい生きて貰って次の祭りでも一緒に行けたらと良いなと思いました。たぶんアンヌは無理だと思いますが、できたら生きていて欲しいなと思います。次は孫と一緒だったりして。
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最近パターは掲載してなかったので最近でき上がったばかりのものを載せます。
CPM01K-Cのブラックボロンメッキです。このパターはすでに売約済みですが、今生産中ですので興味のある方はお問い合わせ下さい。DLCより価格は安いですし、テフロンに比べるとメッキなので金属質です。DLCに比べると膜厚が厚くややフラットな黒ですが、CPM自体、元が素直な良いパターなのでコストパフォーマンスという点では優れているかと思います。
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下の画像はJW01のSM490Aをブラックボロンメッキしたものです。
これも見た感じはややフラットなブラックです。ガンブルーに比べると艶では劣りますがメンテナンスの面では楽だと思います。
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by KE_KGD | 2013-04-02 00:37 | KITADA GOLF | Comments(6)