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KITADA GOLF DESIGN

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もう、今年も終わりです。2012年もいろいろありました。10月にこのブログを始めて3ヶ月もあっという間でした。いろいろとやりたかったこともありましたが、なかなか思うようにいかず、結局、仕事も残ってしまいました。
今日31日も残った仕事をやっていました。夕方になって鏡餅が無いのに気が付いて近くのストアーへ買いに行きました。半額以下になってたので少し得した気分でした。
今年も、もう少しで終わりですね。来年もよろしくお願いします。
年越しそばを買ってなかったので今から買いに行ってきます。
それでは良いお年をお迎え下さい。
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by KE_KGD | 2012-12-31 21:17 | KITADA GOLF | Comments(0)
KG00Nの特注品です。ずいぶん前からオーダーいただいていましたが、いろいろ困難なことがあってやっと先日できあがりました。どこが通常のものと違うかと申しますと、フェース面のソールの角のRが大きく取ってあります。DLCのブラックで仕上げているのでちょっとわかりづらいかもしれませんが、通常の3倍程度のRがつけてあります。Rを大きくするのは簡単ですが、通常はこのような大きなRをつけることは想定して治具を用意していないので、取り付けに非常に苦労しました。ユーザー様の希望としては、この部分がグリーンの芝に引っかからないようにしたい、Rを大きくすることで引っかからない安心感と万一引っかかっても滑るようにしたいとのことでできるだけ大きくしました。フェースミーリングの粗さも悪影響のない範囲で大きく深くしてあります。
フェースのミーリングの粗さについては画像程度がほぼ、悪影響の無い限度と思われます。
フェースミーリングを荒くすると表面積が減るのでポールのインパクト時の打音は小さくなります。
たぶんフェース面の面積が減ったことで、フェース面を伝わる音と振動が抑制されるので高い音を
嫌う人には心理的な面で効果があります。荒い方が良いと思っていくらでも荒くするとフェース面が
デコボコになってしまってボールが真っ直ぐ出なくなってしまいます。打感を良くしようと、無理矢理深くしてもこうなっては本末転倒で限度というものを考えていなくてはなりません。
パターはすべてにバランスが保てていなくてはならないクラブなので加工を加えるのも限度を知る必要があります。
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下の画像はキャビティ部に個人情報が彫られているので加工してあります。
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by KE_KGD | 2012-12-27 19:07 | KITADA GOLF | Comments(2)
PCが復活しましたが、設定やアプリのインストール、アップデートなどいろいろ元通り使えるようにしようとすると面倒くさい作業が多くて、業務やメールの返事に支障が出ています。なるべく早く元通りにしようと思っていますが師走の暮れが近づくといろんな野暮用が増えて思うように事が運びません。
焦っても仕方がないので1つずつ片づけていきます。
ブログは楽しみにしてますと嬉しいメールをたくさんの方からいただいています。
ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
PCもとりあえず復帰したのでブログも可能な限り更新して参ります。
今回はエッジファインダーとかアキューセンターとか呼ばれている工具を紹介します。
何をする工具かと言いますと、芯出しをするための工具です。マシニングやフライス、ボール盤などで基準となる加工原点を決めるときや寸法を測るときに使います。
バイスの中心の求め方から説明します。まず、400~600回転位で回転させ、加工物やバイスの角など測りたい箇所に先端を寄せていって接触させます。ゆっくり少しずつ接触させていくと、上下がずれて芯が出たことを教えてくれます。
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モニターの相対位置のX軸(左右方向)を0します。
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それから上へ待避させ反対側へ送り同じ要領で計ります。
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モニターのX軸が129.178を表示しています。
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X軸を64.589と半分の数値へ移動させます。
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X軸を0に設定します。エッジファインダーはこの時点で真ん中に来ています。
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今度は加工物へ寄せていって接触させ、手前を測ります。この時点でY軸(前後方向)モニターの数値は0に
設定しておきます。上へ待避させ反対側を測ります。
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この時点でY軸は18.998を示しています。
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Y軸を9.499と半分の数値の場所へ移動させます。
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そしてY軸を0に設定します。これで加工物の中心へ主軸の中心を持ってくることができました。
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筒の中にバネが1本入っているだけの簡単な構造の計測工具ですが、回転の芯をひらうことで中心を求めるのであまり精度の良くない機械でも簡単に中心が求められます。しかも誤差も少なくミクロン単位で測れます。値段も安くネットで買えば¥1,000位で手に入れられます。
使ってていつも思うのですが、この工具を最初に考えた人は偉いと思います。
シンプルで安いけれど、非常に高い精度で芯出しが行えます。
次はタッチプローブです。先端の球の部分が接触すると感知して、赤いLEDが点灯して測れたことを知らせます。精度は高いのですが値段が高いのと、乱暴に扱うと狂うのが難点で大事に使わないといけない計測器です。回転させる必要がないので、擦れたりすると困る加工物はこれで測ります。
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私の場合は普段は使い勝手の良いエッジファインダーで計測しています。
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by KE_KGD | 2012-12-20 23:43 | 機械 工具 | Comments(6)
最近、買った特殊なカッターを紹介します。メーカーは富士元という会社です。どちらかというとマイナーな会社で住友や日立、サンドピックなど大手のメーカーにかくれて一般の人には馴染みの無いメーカーですが
私たち機械で加工する者にとっては、なかなか便利な工具を創っているメーカーです。マルチアングルミルと名付けられたこのカッター画像でおわかりいただけると思いますが角度が可変できるようになっています。
これまでもいろいろな特殊カッターを作り持っていますが、全て角度は固定で角度を変えようと思うとその度カッターを買う必要がありました。このような特殊カッターを別作で作ろうとすると数十万円することも珍しくなく、
コストに跳ね返っていましたが、これを使えば簡単に違う角度が選べます。このことは量産前の試作段階では非常にありがたいことで、適切な角度で段を付けることが試作段階で試すことができるようになります。
設計ではベストと思われていた角度も創ってみたら少し付きすぎとか足りないとか言ったことはよくあるので
簡単に変更がきくのは開発時間の短縮になります。
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次にこれも富士元のカッターです。バイテンダーと言う意味のよく分からない名前が付けてあります。
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何の加工をするカッターかと言うと普通は穴の角の面取りをするカッターでいろいろなサイズの穴に合わせて
面取りをできるようにバーの長さで調節できる機構を持ったカッターです。私の所では機械がCNCなので
機械側でプログラミングすればいろんな直径の穴の面取りに対応できますので本来、必要のない工具ですが
なぜ買ったかと言うと、フェースのミーリング痕を付けるためです。フェースのミーリング痕は、通常、面取りカッターのチップの先でカリカリ引きずって削ることで付けています。先のマルチアングルミルの説明の時も申し上げましたが、たいていカッターの直径は固定で、サイズごとに沢山持つ必要があります。しかしこのカッターなら直径を任意に調整できるのでミーリング痕の粗さや模様も調整できます。
いずれ、これを使ったパターを作ってみようと思っていますのでご期待下さい。
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by KE_KGD | 2012-12-19 00:48 | 機械 工具 | Comments(2)
更新まで少し間が開いてしまいましたが、風邪をひいて熱が出てたのと、メインで使っていたパソコンのハードディスクが突然クラッシュしたのとで疲れてしまっていました。
風邪は薬で抑えてパソコンは予備のパソコンを立ち上げて何とかしのいでいます。
下の画像はCPM01K/Rです。角のRが大きい方がR型です。
このパターは標準品は画像のようにネックががネジで取り付けてあります。
この構造にした理由は、一体で削り出すとネックの付け根あたりの削りの形状の関係でフェース側ブレードの端面とその反対側とのラインを平行に見せることが困難であるため、このような構造にしました。一体型としようとするとどうしても付け根に工具のRを残さねばならずトゥからヒールまでの間でネックの付け根付近でラインが不自然になってしまうためブレードにはそのまま挿さる形状を選択しました。トップブレードに穴を開けてシャフトをそのまま挿せば良いのですが、シャフトをそのまま挿さずにネックを持つ構造としたのはブレードの厚みがシャフトのチップ径に対して余裕が無く、そのまま穴を開けるとキャビティ側に穴が開いてしまうためです。
CNCで加工するのですからプログラミングしてしまえば一体で削るのは簡単です。
でも、そうしなかったのはそのような訳で、キャメロンにも同じような構造のパター(ニューポート2.6など)が有りますが私の勝手な想像では同じような理由でこのような構造をしているのだと思います。ソケットを挿す構造の方が簡単で安いと考えるのは、加工を知らない人の思うことで、別々に作ることで手間が増えてしまいます。一体なら、ねじ切りの工程はありませんし、CNCで作るなら単位時間あたりの切りくずの排出量でいけば別で作る方が時間がかかってしまう計算になります。
一体で削り出すか別の構造にするかは、そのパターは何を狙って作っているかによって決めます。
別の構造にして一体削りに比べ有利な点は1つ有ります。それは元の材料が小さくて済むことです。
削って捨ててしまう部分が少ないので材料費は節約出来ます。
一体削りに比べて強度面ではどうか?と思われるでしょうが、そもそもパターはアイアンの様に強く叩くものではありませんし、杖代わりに使うなんてのはもってのほかでマナーがなってません。
ごくまれに無理にライ角を変更しようとしてへし折る人がいますが、これについては一体で削っていても無理に曲げようとすれば同じように折れてしまいます。実際、キャメロンとかの一体削り品とか
それ以外の他社製品でも折れてしまった修理を頼まれる事があります。そもそも、こういった短いネックを曲げようとすると根元に大きな力が集中して、ネック自体は短いので大きな応力を発生します。曲がらないからと言ってエィッと力を入れるとポキンといくというのがパターンです。
短いネックを曲げるときは少しバーナーなどであぶって金属を伸びやすくしておかないとダメです。
このような事例からネジ式であっても取り扱いさえ普通にしていれば問題は有りません。
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by KE_KGD | 2012-12-12 15:53 | KITADA GOLF | Comments(5)
JW01の途中経過です。前回はSM490で造った物を掲載しましたが、今回は真鍮製です。
一概に真鍮と言っても成分によっていろいろありますが、真鍮とは大まかに銅と亜鉛の合金のことを言います。
画像は遠心バレル後ですが、この後フェース面を仕上げてマークや文字を彫ります。
非鉄合金の場合はこの後、磁気バレルに入れて表面の光沢を出します。鉄の場合はパフ掛けします。
その後、ブラストしたり、さらに磨いて鏡面にしたりします。
真鍮など銅合金の場合はすぐにイオン化して表面の色が変わってきて最初は眩しいくらい光っていてもだんだんとそうではなくなってきて放っておくと黒っぽくなります。
銅合金の場合は鉄と違ってイオン化しても醜い錆にはならないので、あえて、
メッキなどの表面処理はしないでおこうと思っています。その方が音も綺麗に出て打感も良いと思います。
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by KE_KGD | 2012-12-06 19:52 | KITADA GOLF | Comments(5)
SUS303の薬品による酸化処理をやってみました。
実験に使ったパターはこれまた実験で失敗したパターを使いました。
どんな実験かと言うとDLCの下処理に不動態皮膜を除去しようとして
温度を上げすぎて表面が荒れてしまいDLCには使えなくなったので
タダ、捨ててしまうのももったいないので適当に磨き治してその後
黒染め液に浸けてみました。ただ黒くするだけではおもしろくないので
バーナーで少しだけあぶって温度を上げておき、そのまま液にジュッと
浸けました。こうするとオイルカンで仕上がり、紫っぽい所とか緑っぽい所とか
出て全体的には茶色ぽいのですが、SUSのパターが染まっていきます。
短時間で遊び半分でやった事ですので染めてみただけって感じですが
不動態皮膜を除去出来ればステンレスのパターでも染める事は可能です。
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by KE_KGD | 2012-12-04 20:19 | Comments(4)