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KITADA GOLF DESIGN

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ゴルフのヘッドの製作やその他諸々  お問い合わせはmasa_aya_izumi@yahoo.co.jp

カテゴリ:KITADA GOLF ( 81 )

とうとう31日大晦日になってしまいました。今年一年振り返ってみるといろいろありました。思ったことの100/1もできなかったし、できあがったのは山の様なバックオーダーでした。寝る時間もかなり削ってのですがほんの少しの事で作り直したりしているとこの有様ですが決して手を抜くのだけはやらないでおこうと誓っています。お待ちいただいている方々には大変申し訳なく思っております。来年こそはとスタートから頑張ろうと思っていますので来年もよろしくお願いいたします。さて、今年最後の更新となりますが、シャフトの穴径については私の場合はH7交差で仕上げる様にしています。0~+0.012までの範囲内で仕上げていますよとのことですが、そのままではシャフトが入らない事もよくあります。なぜかと言いますとシャフトのチップ径もカタログ値通りになってないことも普通で画像は某有名シャフトメーカーの物ですが9.02㎜とカタログでは記載されていてもマイクロメーターで測ると外径はオーバーしています。マイクロメーターはノギスと違って非常に正確に測れる測定器なので実測値です。測定箇所をシャフトを回して変えて測ってみると違う数値になります。これは真ん丸に見えても外形は楕円であることを示しています。9.4㎜のシャフトも同じでやや大きくできあがっています。今回測ったシャフトは大きめでしたが緩く入る物もあるので±0.2㎜くらいあると思われます。この程度の誤差であればアッセンブルの際にシャフトを削るなり、緩い場合はボンドに混ぜ物をするなりして対応することになりますので、入らないからと言ってソケット部の穴を拡大しようなどと考えないようにしていただきたいです。それは最後の手段の方法です。
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9.4㎜のシャフトです。
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by KE_KGD | 2014-12-31 12:31 | KITADA GOLF | Comments(2)
制作中のパターのライ角調整をしているところです。画像のパターは特注で制作しているKP-2です。ブランクヘッドは72゜ないし71゜で作っているのでそれよりも角度を変える場合は曲げることになります。指定は69゜でとのことでしたので72゜のブランクヘッドを69゜にします。曲げたい箇所をガスバーナーで集中的に加熱します。ガス溶接用の火口で炙るほうが切断用や加熱用の物よりピンポイントで加熱できるので私は溶接用で炙っています。以前はアセチレンガスを使っていましたが現在は水素ガスを使っています。アセチレンに比べて水素ガスの良いところはまず輻射熱が少ないことです。輻射熱は少ないですが加熱する温度はアセチレンと比べて低くありません。もう一つ、これはアセチレンに比べて絶対に良いのが煤が出ないことです。アセチレンを使うと鼻の穴が煤だらけになりますが水素だと燃えた後は水蒸気が出るだけなので環境面でもエコです。炙って曲げる理由はペインディングバーなどの工具で曲げるとネック全体が曲がったりしますし、無理矢理曲げるのでネックに応力が発生するからです。余計な応力は無いほうが良いので加熱して曲げます。金属は低温で(低温と言っても融けてしまうほどの温度ではないと言うことです)温度で加熱後徐々に常温に戻せば応力が解けます。パターのネックには不必要な応力のような緊張した力は残っていない方が良いのです。曲げた角度はパターが冷えた後、計測器で計測します。角度が出てなかったら出るまでこの作業を繰り返します。私はもう慣れてしまったので15分も有ればこの作業をこなせます。
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このパターのお客さんとの打ち合わせの際に別件でお使いのベリリウムカッパーのピンアンサーのライ角調整の依頼をお受けいたしました。もちろん同様の方法でライ角調整は可能です。ただしブロンズのピンアンサーはかなり慎重にやらないとネックを折ることが有ります。ブロンズや砲金のように錫を含む銅合金は脆く折れやすいので加熱の際も温度を上げすぎないようにしなくてはなりません。冷間で曲げるときも細心の注意が必要で脆いのでポキッと行っちゃうことが
多いです。昔、ショップなどからライ角調整しててネックをへし折ってしまったピンアンサーをいくつも修理したことがありますが、溶接はできない金属なので修理の際は銀を用いて蝋付けで修理します。最近はブロンズのピンアンサーがほとんど売られてないのでこういった仕事は無くなりました。話を戻しますがベリリウムカッパーのピンアンサーのライ角調整と同時にシャフトもリシャフトしたいとのこと。ピンのシャフトのチップ径は9㎜なので9㎜チップ径のシャフトを使うことにします。9.4㎜のシャフトでもいいよとのことでしたが、なるべくパターを削ったりしたくないので穴径を変えるのは今回は見送ります。もちろん穴を拡大するのは難しくありませんがなるべくオリジナルの状態を変えない方が良いだろうと思ったので、シャフト穴の径を変えるのは最後の手段にしたほうが良いと考えました。ライ角調整で角度の指定が有るのとアッセンブルも受けましたのでこのパターについては指定通りの角度でお渡しできますが、ヘッドのみの販売では時々ライ角が狂っていると言われる場合があります。ヘッドのライ角は狂っていなくてもアッセンブルすると狂ってしまう場合があります。それはなぜか。原因で多いのはシャフトの精度です。シャフトはその製造方法から丸棒から旋盤など工作機械で削りだした物ではありません。ですから100/1㎜単位の精度など出ている訳はなくて、結構曲がっている物です。ひどい物になると平たい板の上で転がすとシャクって転がるような物も有ったりします。しかし、シャフトも買うときに何十本も買ってその中で良い物だけ買って後は返品しますなんてことはできないので、偶然その1本の精度に問題が有った場合、アッセンブルする際にもう一度、再調整すると言うことになります。こういうことが有りますのでヘッドのみの販売の場合はアッセンブルする際にネックを曲げるなどの再調整が必要になる場合が有ります。
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画像は旋盤にチップ側を差し込んだ状態でシャフトの振れがどのくらい有るかを見たものですが、ライ角計測器がシャフトを掴む位置くらいの場所でダイヤルゲージが最初0の位置から180゜回転させて反対側だと1.03㎜弱針がマイナスに振れていますね。これはこの数字分だけこの位置では振れていると言うことです。さらにシャフトの中央部くらいの位置では同じ計測方法で2.515㎜偏心が見られます。さらにバット側の画像では心押台の穴と比較して頂くと信じられないくらい偏心していますね。このシャフトは某外国メーカーの物ですが、この様にシャフトって結構反りが有る物なのです。ご自分でアッセンブルするときはこういったことも頭に入れてアッセンブルしないとパターのライ角は狂いますし、構えても被ったり開いたりしてしまいます。シャフトについてはもう一つ注意しないといけないことが有ります。それは径の誤差です。当社のパターは穴径は検査していますので9.4㎜だったら0-0、+0.012のH7交差で開けています。ノギスでは計ったら0.2㎜くらいは小さく計測されます。時々、インナー、オーバーのどちらでも入らないと言われる人がいます。穴径が違ってると早合点してはいけません。その場合はたいてい先端にメッキが厚く乗っていて径が狂っていることが多いのです。外径の場合は某国産シャフトメーカーも誤差は0.1㎜くらい有りますと言っていますので9.4㎜の規格のシャフトでも9.5㎜オーバーしていることも珍しくはありません。この場合は先端をベルトサンダーなどで研磨して細くします。内径の場合は私はカウンターシンクと言う面取り工具でメッキのバリを除去していますが、無い場合はハンドリーマで内径を整えて差し込みます。入らないからと言って穴をドリルで拡大したり、ソケットを削るのは最後の手段にしましょう。ドリルの刃で穴を拡大しょうとすると同じ9.4㎜の直径のドリルの刃を使ったとしてもドリルの刃はエンドミルと違って外刃では寸法は出ませんので、たいてい振れて大きくなってしまいます。穴の拡大には精度の良い工作機械を用いることができない場合はハンドリーマで穴を仕上げましょう。ソケットの場合、シャフトが被らない場合はシャフトの被る箇所をベルトサンダーなどで研磨して
細くして被せますが、これもあまり一度にたくさん削らずに回しながら少しずつシャフトに合わせながら仕上げなくてはガタガタになってしまいますので注意が必要です。できない場合は無理せずにお申しつけください。
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by KE_KGD | 2014-11-24 00:29 | KITADA GOLF | Comments(2)
ブログの更新もここのところ用事が多く、忙しくてなかなかできませんでした。今回は6月に作ったリョウスケさんのパターのその後です。前回は曲げ直しをしましたが、今回は完成です。ほぼ真っ直ぐに出来ました。自分で作ったのだから当たり前ですが曲げたポイントと加減を忘れていなかったのでうまくいきました。炙って曲げ直して歪んでいたところもさほど大きな歪みでも無かったので軽く研磨してわからなくなりました。酸化処理してしまえばわからなくなりました。もう一つの方も酸化処理の依頼で同じくリョウスケさんのパターです。これは以前に作って使ってもらっていた物ですが、これも酸化処理で仕上げて欲しいとの依頼です。使用期間が長かったせいで表面の不動態皮膜が頑固でなかなか取れなかったので着色に時間がかかりました。この酸化処理は塩酸でステンレスの不動態被膜を除去してすかさずバーナーで炙り加熱します。その際加熱しすぎると紫色に変色してしまったりパターが熱で歪んで変形してしまいますので注意と温度の見極めが大事です。その後薬品に漬けてブロンズ色にします。できあがりは画像のようになります。
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この酸化処理については以前、まあく君のパターにも施しました。彼は今週、岐阜へ行ってて、トーシンゴルフトーナメントに出場しています。今日の時点では1アンダー、61位タイのようです。このトーナメントは有名プロもたくさん出場していますのでビビらずに自分のゴルフをのびのびやってもらいたいですね。週末は天気が心配ですが、パターは届かないと思っても入っているとの事ですので調子そのものは悪くないようですのでスコアが伸びることを期待しています。
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by KE_KGD | 2014-10-09 17:10 | KITADA GOLF | Comments(5)

EV

今回はゴルフとは関係ないのですが、こんな事もやってますってことなんですけど、EV車の部品とかも作ってます。電気で動く車は大手の自動車メーカーがいろいろと研究して実際に販売もしています。我々にはそんな予算もないのでもっと安くて簡単な、そして乗って楽しい物を作ろうとしています。最初は原付バイクのエンジンを取っ払ってモーターを乗せて電気バイクを作っていましたが、依頼してきた会社がこの事業に県の認可や補助を受けることが出来るようになったのでもう少し大きな物を作ろうということになり、制作したのが画像にある1号車です。1号と言うことは2号もあるのかと思われますよね。2号は現在1号の欠点やデザインの見直しで設計中です。このEV車、軽二輪登録のトライクに分類される車です。ドライバーを入れて三人乗り、ヘルメットはトライクなので必要ありません。シートベルトもトライクはバイクと同じなのでいりません。でも高速道路も走れます。気になる乗り心地ですが運転してみた感覚はスノーモービルに乗ってるみたいなかんじと遊園地の乗り物みたいで何とも楽しい乗り物です。意外と加速は良くてアクセルを踏むとしっかり加速します。後輪が左右独立して駆動しています。これからいろいろと楽しみな乗り物です。
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by KE_KGD | 2014-08-28 09:24 | KITADA GOLF | Comments(4)
ネックのグース度の調整を依頼されました。このパターはいつもコメントいただいているリョウスケさんのパターです。6月14日に掲載したパターですが、どうしてもグースがあると駄目でリョウスケさんの場合、ハンドファーストはタイミングが取り辛いようなので無理をしてフォームが崩れたら元も子もないのでネックのグース度を無くすことにしました。曲がっているネックをガスで炙って軟らかくします。そしてネックを伸ばしていきます。ガスで炙りながら曲げていけばステンレスや鉄、アルミ、チタン、真鍮や銅はかなり曲げることが可能です。しかし砲金はこの手法が使えませんので削り出してネックを成形しなくてはなりません。
作業はうまくいって後は表面処理のやり直しをすればできあがりです。
できあがりましたら完成品、掲載します。
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by KE_KGD | 2014-08-09 20:39 | KITADA GOLF | Comments(2)
CPM01K特注品です。特注の内容はセンターのラインの幅を太くすることと、重量の指定、ライ角、彫刻はSUS303と365Gのみというものです。こういうのはオーダー品となりますので少々お時間はいただきますが
お値段の方はオクに出してるのと大差はありません。重量が365gと重たく指定されていますので、重量はソールやブレードの厚みを増すことで対応しました。ブレードだけで厚みを増して重量を出すのが手っ取り早いのですがそれだけだとブレードの厚みが太くなりすぎて違和感が出てしまうのでブレードを太くするのは最小限にしました。計算通り365gでできあがりました。上面はブラスト仕上げ、ソールはサテン仕上げです。
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by KE_KGD | 2014-07-30 11:52 | KITADA GOLF | Comments(0)
前回に続き革ネタです。画像に有るのはカード入れなんですけどこれも馬革です。神馬革といいます。神社に奉納するのに作った革の余りでこしらえた物なんですが、さわり心地は少し硬めな感じに柔軟性もあるといった感じで何とも神々しい感じのする一品です。表に描かれている家紋は歴代姫路城城主の家紋があしらっています。これもヘッドカバーとか作ったらきっと良い物になりそうです。
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財布なんですけどボタンのところがちょっとダサかったので作ってみました。材種はSUS303でパターの材料と同じ物です。
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by KE_KGD | 2014-07-25 19:34 | KITADA GOLF | Comments(3)
今日、携帯電話が故障しました。通話中に切れちゃって電源が入りません。前々から不調だなとは思ってたのですが昇天してしまいました。しかたがないので近くのauへ行って機種変更。ポイントもたくさんたまってたのと携帯はガラケーなので追金は少しですみました。お金を払うときに小銭が財布から漏れて散乱してしまいました。財布を見ると穴が開いてます。もう20年近く使っていた財布だったのでくたびれていたのですがとうとう穴が開いてしまいました。しかたがないので財布を買いに近所の皮革会社へ行きました。そこで気に入ったのが画像にある馬のヌメ革の財布です。ちょっと見た目は無骨なデザインかなとは思いましたが、肌触りの良さとそこの社長の説明でこの1つだけが手縫いで100%手作りであると言うことでした。普通は同じ製品でもミシンで縫製するのですがこれは1つ1つ縫った物です。これだったらまた20年、30年と使えるだろうなと思いましたので購入決定しました。ヌメ革って金属の砲金や真鍮みたいに製造されてから日にちが経つごとに色が渋く変色していきます。茶色くそしてだんだん黒っぽく昔に西部劇で見た革みたいな色になっていきます。
色の変色を楽しもうと思います。ヘッドカバーとか作るときにこの革も使おうかなと思います。
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あまりお金は持ってないのですがたくさん入りそうです。
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縫い目がミシン縫いと違ってほんの少しですが間隔に差が見られます。完全にハンドメイドの証拠です。
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この財布を開けて臭いを嗅ぐと馬のヌメ革の良い臭いがします。
これでお金も貯まると良いな。
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by KE_KGD | 2014-07-18 19:27 | KITADA GOLF | Comments(2)
今回はパターの黒さについて述べたいと思います。パターの表面処理の方法によって違います。方法としてはいろいろありますが、一般的なのは黒染め(ガンブルー、ブラックオキサイド)メッキ(黒クロムメッキ、ブラックボロンメッキ)、コーティング(チタンアルミナコーティング、DLC等)だと思います。それぞれメリット、デメリットが有ります。まず、黒染めですがメリットはその美しさとコストの安さにあります。ガンブルーのパターの美しさはお店などでご覧になったことはあるかと思います。下地処理にもよりますが艶のある青みがかった黒で仕上げられています。素材によって若干色合いが違いますが、どちらかと言うと下地処理の影響が大きく、光沢のある黒は完全に鏡面で仕上げた物で無くては艶が出ません。デメリットは錆びやすいことです。かなり気をつけていても経年変化で色が褪せたりしますし、使った後は油を引いておかないとすぐ錆びてしまいます。元々が錆なので黒から赤へと化学変化してしまい放っておくとボロボロに穴が開いてしまって醜くなってしまいます。ガンブルーのパターは定期的にリビルドしないと駄目ですね。お店に頼んでもやってくれる場合がありますが、たいていは料金が高くて二の足を踏んでしまいます。私もよく他社製品のリビルドを頼まれますので、お申し付けくだされば程度にもよりますが、安価で施工いたします。同様にメッキ品のリビルドも出来ます
のでお問い合わせください。ブラックボロンの場合のメリットは錆びにくいのとガンブルーより剥離に強いことです。色合いは艶の弱い黒と言う感じで、黒ければ良いのであればメンテナンス面では楽な表面処理です。難点はメッキにしては高価なことと膜厚がやや厚いことです。気になる打感はというと慣れてしまえばと言ったところですが、やはり黒染め、コーティングなどに比べると劣ります。固いとか軟らかいと言うより感じ取りの部分での感覚的なものがプアという感じでしょうか。メッキ品は総じてこの傾向があります。このあたりことがあまり気にならない人にはコストパフォーマンスは優れていると思います。コーティングが表面処理としては現在、最も性能の要求を満たす表面処理なのですが、難点は処理費が高いことです。たいていはバッチ処理なので入るだけ一度に処理すればコストは下げられるというもののパターの場合装置に対して体積が大きく、あまり一度にたくさんやろうとすると不良の確率が増してしまって結局高くつくので、100%では出来ませんのでやっぱり高くなってしまいます。チタンアルミナやDLCまたはダイヤそのものをコーティングする訳ですが、メリットは膜厚が総じて薄いことです。5μ以下であることが多いので打感に与える影響が少ないのです。打感について勘違いがしている人がいますが表面の硬度は関係ありません。どんなに軟らかい材質のパターで打ってもゴムのボールを打って凹む訳は無いのでパターのフェース面の硬度は関係ないのです。メッキが良くないと言われるのは母材のインパクト時の振動や音を阻害するからです。その原因はやはり膜厚に関係していて10μ以上の膜厚を持つと包んでいる金属の振動や音が混ざってくるからと考えられます。メッキでも20μ程度なら影響は少ないと思われますが、厚みそのものよりも膜の均一性と言うか平滑性もコーティングに比べると劣りますので結果、性能ではコーティングが優れていると言うことになります。パターの進化の中で今までいろいろな事が試されてきました。安価に出来るものもあれば非常にコストがかかるものもあり、ありとあらゆる事が試されてきました。今現在となってはまさに重箱の隅をつつく様なそんな感じで開発されています。コーティングも安価な物も有ればダイヤモンドコーティングの様にφ15で100mmほどコーティングしたら15万円ほどかかる様な高価な物まで有ります。でもパッティングの1打がその人にとってどれほどの価値があるものかによってたかが表面処理も何万円かかろうと1打を縮めるのに役立てば安いものです。ただの錆止めや見た目の派手さはスコアには何の寄与もしません。ほんの少しの確率でも1パットで入れるための努力なのです。
まず1つめの画像はJW01で比較のために黒染め(ガンブルー)、ブラックボロンと並べています。
まずはガンブルー。
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ブラックボロン。
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DLC艶有り。
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LM-18RSについては実験としてサテン地に施してみました。下地がサテン地でも澄んだ黒で艶があります。透かすとヘアラインの線が見えますが、それが多少艶を押さえて防眩の役目を果たしています。でも3種類の中で最もしっとりとした黒さです。掲載分のバターはできあがってからすぐに売れてしまいました。きっとオーナー様には満足していただけると思います。
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More
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by KE_KGD | 2014-07-02 18:22 | KITADA GOLF | Comments(7)
前回、2つのヘッドの形状の違いについて説明すると言いましたのでもう少し詳しく違いについて説明させていただきます。違いはトゥヒールの形状とサイドのアウトラインに違いがあります。
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RRSの方はリョウスケさんの要望でトゥからセンター、センターからヒールへは回り込む様に成形しました。通常はRタイプの場合は20RのRを角に付けてあります。(2枚目の画像参照矢印と矢印の間だけがRであとはストレート)通常品はサイドのアウトラインは58㎜ストレートなのですが、全体にRを付けて丸くしてあります。この形状の違いに私自身は特にどちらが良いと言うメリットは感じていませんが視覚的な物は個人の好みで、それが良ければそれでベストだと思います。問題は1つめの画像の様に回り込んだ形状となったときの場合で、このような形状となるとトゥヒールの上から見たときの見え方はブレードの先端が大きく欠けた様な形状となって見えます。このような形状はフェースに対してトゥヒールがスクエアに見えないのでフェースやセンターのラインだけを頼りにフェースの向きを合わせなくてはならないのでアドレス時に不安を与えてしまい、修正に時間と集中力を消耗してしまいます。これでは丸くする意味が無いのでそうならない様に上から見た形状が崩れない様に下半分くらいを丸くする事で丸く見せながらトゥヒールが欠けた形状にならない様にしています。どのような形であれ、すっと構えてフェースがカップに対して正しい向きを判断しやすい様にすることがパターには求められていると思います。
下の画像はお土産でもらったクッキーです。
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まあく君が兵庫県の山東で試合があったので帰りに寄ってくれました。そのときのお土産です。おいしかったのでうちの女共がほとんど食べてしまい朝食べようと思ったら残ってませんでした。ミズノや関西オープンのマンデーではアイアンショットがいまいち良くなくて予選通過はなりませんでしたが、ジュニアレベルの試合ではアイアンが少々悪くても優勝争い出来てるみたいです。結果から言うと2位でスコアは69だったのですが優勝者が絶好調だったみたいで4打差で単独2位だったらしいです。。全く初めてのコースだったのでちょっと戸惑って3パットが1回あったのが残念だったと悔しがってました。彼はここのところパットは良くて20パット台で推移していますので後はアイアンさえ曲がらなくなればもっとスコアを伸ばす余地があると思われます。こっちへ来たついでなので今使っている物をブチ氏とチェックしてみたらアイアンの各番手で誤差が大きく左に曲がりやすい傾向があることが判明したのでアイアンもそれを踏まえて精度の高い物を制作する予定です。予定では来年、USアマに挑戦します。もしも勝って全英の切符を手にしたら私も全英に連れて行ってくれる約束をしてくれましたので是非、全英に連れて行ってもらいたいです。
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by KE_KGD | 2014-06-23 16:43 | KITADA GOLF | Comments(2)