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KITADA GOLF DESIGN

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2014ハムの会

東京での二日目の夜、ハムの会に参加しました。今回は雪の影響でどうしても来られない方が多数いたようで去年にくらべると参加人数は少なかったのですが、大いに盛り上りました。私は普段はほとんど飲まないのですが(普段はお酒より乳製品とか野菜ジュースとかをかなり飲みます)この日ばかりはワインを楽しみにしていました。果実酒が大好きなので、たまに家にいるときも飲みます。ワインと一緒だとハムや食事が一層美味しく感じます。
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じつは泊まったホテルが偶然PING専門店の岡村社長と同じでパター談義に花が咲きました。去年、社長にはKG002F DLC GALAXYを使って頂きました。PINGの専門店を経営していますので、もちろんエースパターはPINGのものですが、社長曰く調子が悪くなってパターが入らなくなったときにKG002Fを使うと調子が戻るそうで感想としてはパッティングの良い悪いがはっきりしていることで、何が良くて悪いのかがよくわかるみたいです。タッチもはずれると全然ダメで、当たりの箇所でパッティング出来たら最高に良いと評価して頂きました。まぁ、どこで打っても打てますなどというパターはどこで打ってもたいしたことは無いので狙い通りなんですけどね。ミスヒットがミスだとわかると言うことはとても大事なことだと考えています。パター自体が念力とか自動で動いて補正してくれる訳は無いのでミスがミスと気づかないとだんだんパッティングが悪くなって正解がそのうちわからなくなってしまいます。イップス病の原因がそうだとは言いませんが、訳がわからなくなってパッティングがうまくいかなくなると言った点では同じようなものかもしれません。岡村社長には他にも非常に参考になるご意見を頂きました。
話しはハムの会に戻ります。お酒も進んできたところでしたが、目の前の席にいた人が他の人と話しをしに行って席が空いたところにIさんが座られました。実は前々からIさんとはパターの事でいろいろ伺いたいことがありまして、チャンス到来とばかりに話しかけました。Iさんは昔、アメリカにいてPING社でカーステン・ソルハイムの元で働いていたことがあり、生のカーステンのことが聞ける唯一の日本人です。私が知りたかったことはPINGのパターがどのようにして生まれたか、その設計段階においてどのような狙いが有ったか、パターの個々の箇所の形状について本当はどのような意味があってそう言った形状をしているのかといったことを私自身が思っていたことと、真相はこうだったということがどのくらい違うかということが知りたかったのです。あとカーステン・ソルハイムという人の人物像にも興味がありましたが。ピンアンサーのスコッツデールのことを例にとって説明して頂きましたが、およそは私も想像したとおりの意味で形状など設計が行われていましたが私も気づかなかった箇所があり、そう言われてみるとそうだなと、記憶を掘り起こして思い出していました。私もアンサーは復刻版を1つ持っていますが、興味が有るのは当時物のカーステン氏の手による物です。Iさんはそのようなオリジナル中のオリジナルを所蔵していらっしゃるとの事で無理なお願いかと思いながらも見せて頂きたいとお願いすると、あっさりとお貸ししましょうかとのこと。大変ありがたい事です。時間の都合がついたら、一度見せてもらいに東京に行かねばと思っています。その際はもっと詳しくPINGを知りたいとと思います。PINGを知ると言うことはカーステン・ソルハイムという人がどんな人だったかといったことも有る程度知らなければなりません。物を作っていく上で作った物には作者の考えや人となりが少なからずあるものです。カーステン氏はジェネラルエレクトリック社のエンジニアをしていたことは知られていますが、技術的なことに興味があり、物事を理屈で考える人だったようです。ゴルフのクラブって今でも設計、製作するのにあんな感じとかこんな感じといって設計図もまともにないのが普通で、悪く言うと思いつきで作っている様なところがあります。そして売れたからと言って奢らないところは見習わないとと思います。アンサーと言えばトゥヒールバランスの設計ですよね。このことにいち早く気づいた事は大変すごいことですがどうやら本人に取っては大したことでは無かったようで、テニスラケットになぞらえて重量配分とかは真ん中が軽くて周囲が重いとバランスが良いといったようなことは考えればすぐにわかることだと言っていたようです。最初に思いつくから偉大なんですが、やはり物事を理屈で考えるからこそ気が付くのでしょうね。カーステン氏もアンサーについてはかなり自信作だったようでIさんの話しでは最初、日本の百貨店に売り込みに行ったときはまだ木型の段階だったようで、変なアメリカ人が売り込みにきてるのだけれども、できあがったら見せてと体よく追い返されてしまったようですが、アメリカのツアーでピンアンサーが活躍すると、すぐにでも取り扱いたいとなったようです。カーステン氏は商売は下手みたいだけれども行動力はあったみたいですね。よく知られているようにピンはカーステン氏がパターが下手だったから生まれたという話しがありますが、カーステン氏のパットの技術はそんなに下手ではなかったようです。ただ百発百中といかなかっただけのようですね。それは私も同じです。だからいろいろ考える訳で、世の中に百発百中のパターがあったら、それ1本有れば誰でも賞金王ですし、ゴルフがおもしろくなくなってしまいます。そう簡単にいかないからゴルフは楽しいし、作る側の私もいろいろ知恵を絞れる訳です。また東京に行こうと思っています。こんどIさんに会ったらもっといろいろ聞いてみたいです。私もずっと前からやってるのですがピンアンサーのスコッツデールを作ってみようと思ってます。ただコピーするだけなら簡単で、今なら3Dスキャナーとか有りますのでスキャンしたデーターをそのまま使えばほぼ同じ物を削り出すことは可能です。しかし、それではただ模倣品を作ったにすぎないのです。現在の状況に通用するピンアンサースコッツデールを作りたいのです。Iさんと話しをするうちに、今までやってきたことをもう一度振り出しに戻して、自分がカーステン氏だったらどんなものをつくったか、その逆でカーステン氏が自分だったらどう作るかをアンサーをお借りしてじっくり眺めながら考えたいと思います。
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by KE_KGD | 2014-02-23 18:21 | KITADA GOLF | Comments(2)
Commented by taoten at 2014-02-23 20:01 x
文中から凄くKITADAさんのパターに対する熱気が伝わってきます。

是非KITADAさんがオリジナルのピンスコッツデールアンサーから感じ取って作ったKITADAさん流のスコッツデールアンサーが見たいです。
Commented by KE_KGD at 2014-02-25 09:21
ピンスコッツデールアンサーはPINGの最高傑作であると思われます。それを知ることでさらに新しいものが生み出せると考えています。一筋縄ではいきませんが、たとえ何年かかってもやり遂げ体です。