去年の暮れから機械の修理ネタがほとんどでゴルフ関係には触れて来なかったのでそろそろゴルフ関係の話しを始めたいと思います。今年最初のパターはCPM01です。このパターはいくつかバージョンが有ります。01の後にKかRと付くのは外形を表しています。Kが外形が四角い物、Rが外形のトゥとヒールの角が大きくRが付いている方を表します。このパター、実を言うと最初に作ったのはかなり前で10年は昔だと思います。最初は全く売れなかったので暫くお蔵入りだったのですがキャメロンに似たようなパターが出たことで復活させてみると、よく売れるようになりました。キャメロンと比べると雰囲気は似てますが大きさや設計上の狙いは全く違うパターです。CPM01の設計思想はマレット型で有りながらアンサータイプのコントロールを狙った物です。普通のマレット型のパターはたいてい重心深度が深く低重心な物が多いのですが、CPMの場合はこれに反して見た目よりも重心はフェースよりでソールが薄く作ってあるのでどちらかと言うと高重心です。高重心と言っても重心がトップブレードに有ったりするわけは無いのでパターの真ん中辺りにあると思ってもらってよいと思います。重心深度が浅いことによる不安定さはパター自体の重量を重めに設定することで安定感を出しています。ネックの立ち位置もセンターネックタイプとヒールよりのタイプとがあり、特注なら好きな位置を設定することも可能です。パターの材料もいろいろ作りましたが、普通は鉄(SM490A)とSUS303です。どちらがどうと言うことはありませんがマテリアルによる差は好みの範囲ですね。特徴としてはネックが差し込み式になっていることです。キャメロンにもこの方式のネックは有りますね。一体で削っても良いのですが、そうしなかった理由はブレードにネックを生やすときに接合部に不自然なフィレットRを設けねばならずブレードがネック部の辺りで直線に見えないからです。画像はCPM-01Rです。
次CPM-01Kです。
フェースのツールマークも普通と荒いものとでは少し打感が変わります。
荒い方がソフトタッチに感じることが多い様ですが、フラットになるほどタッチを感じ取るのが容易な様です。まず普通のフェース。
荒い方。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、フェースのツールマークのピッチが大きいです。
CPM-01Kのヒールよりネック仕様です。画像はレフティ用です。
CPM-01に関してはバージョンが多いので、またの機会に他の物も紹介したいと思います。
話しは変わりますが、最近私のオークションもちょっとマンネリで面白みに欠けているかなと思っています。短期間だけれどもB品とか完品でもいくつか安くスタートしてみようと思っています近々、出品しますのでこの機会に手にしてみてください。