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KITADA GOLF DESIGN

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パターのキャビティ

久々の更新です。少々、体調が悪かったのとその間に遅れた仕事に追われていたのでブログをお休みしていました。風邪が悪化してなかなか治らなかったのですが、それは先週でどうやら収束して治ってきたみたいです。もう一つ困っているのは腕の付け根が痛くてこれがなかなか良くならないで困っています。医者に行ったら50肩ですと言われまして痛み止めとか湿布薬をもらいましたが一向に効果が無くて腕が思う様に使えなくて困っています。重い物を持ったからといって痛いわけではなくて、ただ動かすと痛いといった感じで腕を上に上げようとすると関節に痛みが走ります。調子が良いときはあまり痛まないのですが夕べ寝ているときに少し寝返りをうったときに肩が痛い方向に動いたせいであまりの激痛に目が覚めてしまいました。どのくらい痛いかと言うと柔道の技で腕ひしぎ逆十字てのが有りますよね。あの位痛いのが肩の付け根に起こると思ってもらえればと思います。どなたかこの症状を緩和する方法をご存じの方、知ってたら教えてください。

さてタイトルのパターのキャビティについてですが、キャビティの有る物と無い物でキャビティの有る物の方がいわゆるスイートスポットが広いと一般的に言われています。私もそう思いますし、よほど鈍感な人で無ければ誰でも感じることが出来るほどはっきりと差を感じることが出来ます。キャビティを持つパターの方が芯を外したとしても転がりに影響が少ないです。なぜでしょうか?今まで色んな説が有ってそれぞれもっともらしい理屈で間違ってはいないと思います。PINGパターはトゥヒールバランスだからでしょうか?私はキャビティの効果から考えるとトゥヒールバランスはは全体の操作上での効果は有ると思いますがパターのスイートスポットの拡大には関係無いと思います。トゥヒールバランスは釣り合いのバランスに寄与しているとは思いますが、それでスイートエリアが拡大するとはどう考えても思えないのです。では、なぜなのかと私なりに色々考えてみました。パターも色々なサイズのキャビティを持った物も作ってみました。その結果、こうじゃないかと思える答えを思いつきました。パターはキャビティを持つことで無い物と比較すると明らかに違う力が働いているとしか思えないのです。しかしそれはほんの少しの+α程度の力でしかないが確実にキャビティを持たない物よりも芯のエリアが広がって、キャビティ無い物に比べて有る物は芯でとらえた時はどちらもそれほど変わらない転がりを感じるのに、少し外れると無い物は極端に転がりが悪くなり有る物は少しくらいなら外れていてもまるで何かの助力が有るかの様にそれほど悪いとは感じません。芯でとらえた時もキャビティが有る方が転がりが強い感じが少しですがします。同じ形状、同じ質量、材質、同じ人が同じように繰り返し打っても差が出ます。キャビティを持つ物の方がスイートエリアが広いとしか思えませんし、そんなことは常識的に皆さんも知っていることです。何が言いたいかと言うと何かの助力が有るという部分なのです。何がそのような力を生んでいるのでしょうか?私はパターにキャビティを付けたデザインにしたときに生じる形状の違いによるものではないかと考えています。上から見ると凹型で横から見るとパターの真ん中辺りが凹んでいるといった形状です。凹の形状に何かあるのではと考えたときに、物というものは凹の形状を持つとその内側には応力という物が発生します。応力というものが有るから凹にすると強度が増す訳ですが同じようにキャビティの中にも応力という力が発生するのではと思います。同じ質量のパターで有れば芯の大きさやそこで打ったときに反発する力は同じ力を加えた場合は同じであると思います。E=mc2の(イー・イコール・エム・シーじじょう、とは、エネルギー (E) = 質量 (m) × 光速度 (c) の2乗)アインシュタインの相対性理論によるとそういうことになると思います。しかし違うとなればその他の力が一緒に働いていると考えねば説明がつきません。重心バランスの中心が力点の芯です。最もパターの運動エネルギーが集中していて、ボールに運動エネルギーを与えるには効率の良い場所と思いますが、この点はまさに点であり、それほど大きくありません。最大の効率が発揮できる点から遠ざかるほど力が減ります。この理屈を説明しようとすると重力とか量子論とかものすごく長い話になってしまうのでいずれかみ砕いた話をするとして、芯で打つと最も転がりが良いと理解してください。最大の効率が発揮できる点から遠ざかって力が減ったときにパターのキャビティに発生する応力はボールが当たることで外力を受け発生します。芯から少し外れた箇所で効率が最大で無くなって減った分に発生した応力がプラスされて、減った分が補われます。そうするとボールを効率よく転がす範囲は広がるということになると思います。いろんなサイズで検証してみたら、どうやらパターのキャビティの大きさや深さには適した比率があるようです。これは企業秘密ですので%は教えられませんが、やみくもにデザイン優先にすると良い結果とはなりません。こういうことを知って設計に反映していきたいと思っています。下の図はわかりやすく解説したつもりの図です。よくわからなかったらわかったつもりになってください。
パターのキャビティ_a0296812_1873361.jpg

パターのキャビティ_a0296812_1875296.jpg

by KE_KGD | 2016-10-10 18:31 | KITADA GOLF | Comments(5)
Commented by life-is-vain at 2016-10-13 01:40
50肩ですか?なぜか私は経験していないので、痛みや、治療法法は分かりません。
お大事にして下さい。

キャビティーの事は、アイアンのキャビティーと、マッスルを打ち比べたような感じなのか?何とな~く。分かった程度です。アインシュタイン付近からは何の事やら・・???チンプン・カンプンです。
Commented by KE_KGD at 2016-10-13 09:51
life-is-vain さん、50肩は結構辛いですね。今はかなり痛むので安静にしてマシになったら動かしていこうと思っています。
相対性理論はゴルフでは重要な物理学的理論だと思っています。相対性理論って何?と言われたら、特殊相対性理論は慣性系を扱い、一般相対性理論は加速度系を扱うと考えてください。どちらもゴルフに関係していそうな理論でしょ。
Commented by cherokichi at 2016-10-14 13:50 x
50肩おつらいですね。私は30代の時に経験しました。
腕が水平以上に上がらず苦労しましたがいつの間にか治った記憶があります。日にち薬だと思いますので無理をせず養生してください。
キャビティーの記事2回読みましたがなんとなく理解出来たような。。。PING社が最近売りにしているTR溝も同じような理屈でしょうか?あれはフェース面の溝の深さを変えるという方法みたいですが。
急に気温が下がって体調を崩しやすい時候ですのでお体に気をつけてください。
Commented by KE_KGD at 2016-10-15 13:51
cherokichiさん、PINGのエンジニアが考えたことと私の考えは同じような考えから導き出されたと思います。PINGの場合はより良い転がりを生むために考えついた事だと思います。私の場合はフェース面の溝は違った効果を狙っているのでこのような構造を採用する気は今のところありませんがPINGのエンジニアの考え方は正しいと思います。
Commented by 寝屋川ゴールドファクトリー at 2016-11-26 07:36 x
ご無沙汰しております。何度もメールさせて頂いていますが
ゴールドファクトリーのパターの件はどうなりましたでしょうか?
もう2年は経過していますが・・・
ご多忙なのは承知していますが、少し心配になりまして
作業中に傷がついたから、その研磨が終われば直ぐに送付する、とのことでしたが・・・メールしときましたので、ご返答、お願いします
ここまで待ったので、いつまでに、というのはありませんのでよろしくお願い申し上げます

         
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